MP4/8に続いてMP4/7のリペイント依頼を頂きました。
元の塗装状態は研ぎ出しの1500番くらいの傷が全く磨けていません。
これでは研ぎ出して段差をフラットにしても磨いた意味がありません。
ウレタン使ったのは良いものの、塗膜が硬すぎて傷が消しきれていない作例をちらほら見かけます。
カーボンパターンは恐らくストッキングを使った簡易再現ですね。
ストッキングは嘘っぽさが案外目立つのでデカールでの再現をしたいところです。
一番の問題点は前回と同様、パネル同士を一体化せず塗装後に組み立てているので段差やスジボリが汚いことでしょう。
これではわざわざプロポーションモデルで作ったメリットが0になってしまいます。
まずは塗装剥がしから。
厚めの袋にシンナーぶちこんで全体に液がかかるように揉み込みます。
ウイングなど薄い部品は溶剤にやられて割れたり曲がったりして使い物にならなくなってしまいました。
仕方ないのでCNCで切削。
復活しました。
別パーツは可能な限り一体化して段差を面一になるようにしてやります。
スジボリはプラバンでテンプレートを作って彫り込みました。
ノーズも同様に一体化してスジボリを彫り直します。
デカールを貼ってウレタンクリアを塗装。
中研ぎして最終クリアを塗装。
中研ぎすると軽く塗装のウネリをとるくらいで済むレベルまで平滑になります。
カーボンは自作のヘアラインタイプを張り込みました。
