また作ってんの?と言われそうではありますが、再びMFH 1/12 FW16を製作します。
一度組んでいるので構造は理解している+資料も追加することができたのでより良いモノを作りたいと思います。
ただこのキット、初っ端から気を重くしてくれる細工が施されているので、短期間で手を付けたくはなかったのだが…
その細工が全面に施されたカーボン調のモールド。
はっきり言って汚いしオーバーな再現だし完全に蛇足です。
この手のキットに手を出すような人種がこのような表現を望んでいるとは思えません。
10日くらいかけて少しずつ削り落としました。
片手間仕事で真鍮板を機械にかけて切り出しておきました。
最近は3Dプリンタに覇権を奪われがちで稼働時間はだいぶ減りましたが、金属を加工できるCNCは手放せません。
早速リアディフューザーフラップを置き換えました。
FW16は跳ね上がりが大きいので意外と効果は大きいです。
FW16はカウルの両サイドが絞り込まれており、実車通りの構造を再現してしまうとカウル脱着に難儀します。
キットではダクト自体をスライドさせて干渉を回避するギミックがあるのですが、やりたいことは理解できるものの、それは無理があるやろ…と思います。
隙間も出来るので見栄えも非常に悪くなってしまいます。
可能な限りダクトを中央に寄せた状態で固定して、カウル脱着での干渉を回避するつもりです。
ギミックは殺してしまいダクト内壁とモノコックを接着し慣らしておきました。
サイドのダクト自体も分割して工程の後の方で取り付けできるように加工しておきました。
取り付けられる部品は可能な限り取り付けて、境界をきれいに仕上げておきます。
塗り分けはカーボンデカールを使用することでくっきりした境界を出せると思います。
カウルの合いはかなりいい部類だと思います。あまり苦労すること無くそれなりのところまで持っていけました。
ミラー取付面の窪みが浅すぎだったので、洋白帯を1周巻いて奥行きを出しました。