1/12スケール フルスクラッチ2作目として、2015年のルマン優勝車ポルシェ919ハイブリッド製作計画をスタートさせました。
本当は1998年優勝車の911スワローテールを作りたかったのですが、絶対にモデルファクトリーヒロから出ると踏んでいるのでモデル化されなさそうなこの車種を選定しました。
比較的新しい車種なので高解像度の画像が見つけやすいのも利点です。
前回のアウディR18の時と同様にFUSION360のサーフェスモデリングでデータを作成しました。
スカルプトを勉強しようかと試しましたが、さっぱりだったのでいつものやり方です。
最初は確実に理解できた面を数枚貼ります。
貼った面と面同士をブレンドさせるようにつなぎ合わせていきます。
ある程度形が出来たらライトなど細かい部分をくり抜いてディティールを作ります。
タイヤはR18から流用。ホイールはネットでドンピシャなデータを見つけたのでobjをそのまま変換しました。これくらい細かいメッシュなら3Dプリント+サーフェイサーで分からなくなると思います。
面をオフセットしてドアの内張りを作りました。
内側の面の作成。CNCで削るので十分な肉厚を持たせて、切削後手作業で薄く見えるように加工します。
ソリッド化しました。
エンジン部分の製作開始です。
資料が少なくトリビュートのエンジンを参考にしました。
エネルギー回生システムなんかが搭載されていて一風変わった配管の取り回しが素敵です。
カバーが掛かって見えない部分が多いのでそこまで作り込まなくても大丈夫でしょう。
エンジンの大まかな部品を配置してチェック。リアカウルと1.0~1.5mmくらいのクリアランスは確保出来たと思います。
今回は新たな工作法にチャレンジしてみて、うまくいきそうならエンジンも再現したいなと考えています。
また前回多面切削でCAMデータと段取替えが大変だった+端材を有効活用したいので、部品は多くなりますが細かく刻んだ分割にして進めたいです。