Pocher 1/8 Lotus 72D 開封

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見積もり依頼でポケールの1/8スケール ロータス72Dが届きました。
なかなかお目にかかる機会も無く、せっかくなので中身を公開しようかと思います。

過去にデアゴの1/8 マクラーレンMP4/23の完成品をヤフオクで購入しましたが、大きさ的にこれは自分が求めている物とは違うなと感じ、手を付けずそのまま放出したのを思い出します。

外箱を開けると大きな2つの箱が有り、上段の箱を開けると発泡スチロールの2段の重箱が現れました。
発泡スチロールの上段はこのように部品が整然と並べられていました。
主に足回りの部品、ロッド類ですね。全て塗装済みです。

下段はエンジンブロックやボディパネル、モノコック部分等少し大きめの部品が並べられていました。
こちらも全て塗装済みです。

一番下の箱はプラモデルと同じような感じでプラ製のパーツがランナーに付いた状態で入っていました。
こちらも全て塗装済みのようです。

以下プラ製のランナー部品です。

細かい部分を見ていきます。
プリペイントモデルは塗装が汚いどうしようも無い事が多いです。
余計な事しないでいいからデカール付けてくれと思います。

このキットの場合、私の基準では落第点ですが、他の今まで見てきたモデルよりはマシくらいの出来です。
恐らくブラックで塗装したあと金色のロゴをタンポ印刷かステッカーで貼り付けていると思います。

ステッカー部分はつや消しで水転写デカールの様なニスも一切無いので、リアルです。

写真では綺麗に写っていますが、ブラックは深みがなく安っぽい色です。
年代を考えるとリアルと言えなくも無いと思いますが、模型的には無しだと感じます。

この上からウレタンクリア塗って磨けば良くなりそうなのですが、先端にガーニーフラップがモールドされていて、この時点でダルダルでもうどうしようもありません。

この時点で全剥離の再塗装確定です。

ちなみにノーズは上下で分割されているので必ず目立つ合わせ目ができます。

サイドやインダクションのダクトはプラパーツです。

恐らく工場で手作業で接着してそのまま塗装しているのでしょう。
もろに合わせ目ができていますし傷も多いです。
頼むから余計なことしないでくれよ…

塗装済みのホイール。プラ製で軽いです。
肝心の色は黄色みが強く何かコレジャナイ感が強いです。

タイヤ。ゴム製かと思いきや材質が何か分かりませんが樹脂で出来ています。
重量を支えられる強度があり形状も良いのでGoodです。

エアファンネルのベースプレートです。
質感もクソも無い銀色で塗られていて、ボルトのモールドも味気ないただの丸です。
このスケールでこれは無いと思います。
除去しようにもダイキャストで硬いため難儀することでしょう。

ヘッドカバー。同上。

ギアボックス

エアファンネル。プラ製に塗装かと思います。
これくらいは金属使ってほしかった。

カウルファスナーはモールドされている。これやられるとリペイントしない限り手の打ちようが無いです。

ラジエーター。目立つ部品の割にめちゃくちゃ安っぽいです。

オイルニップル。こんな部品は使えませんよね。

燃料インジェクター。細かい部品の造形クオリティは全てこんな具合です。
使える部品はほぼ無いと思ってい良いと思います。

手にして思ったのは、モデラー目線だと16万円の価値は無いなと言うのが感想です。
想像以上に部品が少なく(477パーツ)プライスの半分は雑な塗装代と思って良いかと。
また配線の類はほぼ付属せず、質感も悪いため使用出来ないと考えて下さい。
エッチングも付属しないので、これも安っぽさの原因かと。
さらに部品全てが大雑把でダルな印象なので大半の部品の作り直しが必須かと思います。
塗装しないでも組めると言うのが売りのキットだと思うので、モデラーからすると蛇足な塗装代金を余分に支払って購入するようなものかと思います。
説明書もアップしておきますので参考にして下さい。

 

雑記
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