ルマンのヒストリー動画を見ていたらアウディの2014年式R18が目に入り、無性に作りたくなりました。
そんな折、たまたまヤフオクで1/24スケールのガレージキットを発見したものの落札失敗。
手に入らないものは仕方ない、それなら自分で作ってしまえばいいじゃないか。ということで3作目のフルスクラッチを開始しました。無謀にも1/12スケールで。
いつもどおりCADで設計です。最近はFusion360のソリッドにも慣れてきたのでソリッドベースで製作開始です。
Rhinoのサーフェスの方が曲面の自由度は高いと思うのですが、3Dプリンターを使う場合、面が閉じていないとダメなので、後々のこと考えたらソリッドで作ったほうが面倒が少ないかもしれません。
細かいことは割愛しますが、一体で作るのではなくある程度形を作ったブロックを繋げる感じで形状を作っていきます。
運転席周りの形状が複雑で難しく、ここだけで3日くらい悩んでましたが、そこをクリアしたら案外スムーズに進みました。
1/12スケールとなると一体で削るのは不可能なので、ど真ん中でぶった切っています。
位置決めや固定用ナットを仕込む穴も作ってます。
メインのボディだけで5分割!
で、色々やって完全体です。
基本的にはサンモジュールTWを切削して部品を作っています。
できる限り端材を使って、工具交換が少なく済むように、コストが掛からないように部品の割付けを行います。
上画像のような両面切削くらいなら治具使えば余裕なのですが…
複数面からの切削となると工具ごとにパラメーターを設定していかないと行けないのでかなり面倒です。
上画像は切削のシミュレーション。主に工具が衝突しないかを事前に確認します。
細かい部品は3Dプリンタで。
切削でこういった細かい部品のCAMデータを作るのは中々大変ですが、3Dプリンタだと配置するだけで造形できるので、かなりの時間短縮になりますね。